クラフトピクニック2017 開催報告
両日とも足元に不安のある天候のためか、やはり例年よりも来場者は少なく感じました。
そのような中でも参加いただいた皆様は、普段よりもじっくりと楽しむことができたのではないでしょうか。
私は木工品に熱を上げ、志半ばの未完成品を持ち帰り、現在も宿題として楽しんでおります。
今回、出展者の方との話の中で気付かされる意見がありました。
どうやらクラフトピクニックでは子どもが道具を使うことを許せる親御さんが多いようです。
道具を扱わせないことは、子どもに怪我をさせまいとの心遣いや、完成度の高い仕上がりを望むことによる回避行動なのかもしれません。その一方で、実は大人が無意識に次世代への物作りの楽しさを狭めている可能性もあるのかな、と感じます。
大人が工芸品に魅了される理由は様々で、それをきっかけに物作りへ進む人もいるでしょう。子どもにとってはトントン叩く音、ゴリゴリ削る感触などの五感に訴える刺激が始まりの一歩なのかなと思います。
クラフトピクニックは、物作りの面白さを伝えるイベントとして開催し、有り難いことに全国から多くの応募を寄せていただいております。
その中には、子どもが面白い 単純明快な感動を秘めている内容や、大人が面白い 計算され尽くした手法が含まれていたり、いろんな要素が入り混じって、間口を広く さらに中身は深くしているのかなと感じました。
運営としては、大型ショッピングモールの開店と、天候不良のため来場者用駐車場が用意できない条件下でしたが、心配した交通渋滞などの大きなトラブルもなく、スムーズな開催となりました。
出展者の皆様には、運営管理上、火気使用の場所指定や搬入搬出の厳格化など、多くのルールを定めさせていただきました。難しさを感じる方もいらっしゃったかもしれませんが、地域から安心して開催を認めていただけるイベントとして、今後も継続と改善をしていきたいと考えています。
最後になりましたが、出展者をはじめご来場の皆様、ご助力くださっている多くの皆様のご理解とご協力により、本年も無事に開催できましたことを心より感謝申しあげます。ありがとうございました。
どうぞこれからも よろしくお願いいたします。
特定非営利活動法人松本クラフト推進協会
代表理事 伊 藤 博 敏
クラフトピクニック実行委員会
委員長 萱 野 由 記
Crafts Picnic 2017
クラフトピクニック2017のおさらいはこちらから ☞ FB
2018年のクラフトピクニックも10月、あがたの森公園の芝生のひろばで。
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